北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場で42店舗、1924平方メートルを焼いた火災から19日で1カ月となった。数千万円の費用が見込まれるがれきの撤去を支援しようと、地元の商店街などで構成する小倉中央商業連合会は、クラウドファンディング(CF)を続けている。小松良明理事長は「少しでも早い復興のため支援をしてほしい」と呼びかけた。
火災は4月19日未明に発生。木造密集地だったため広範囲に延焼し、鎮火は約65時間後の21日午後7時半ごろだった。被災エリアには大量のがれきが積み上がっており、撤去の段取りや費用の負担が課題となっている。
同連合会は、4月26日に1千万円を目標にCFを開始。個人に加え、1千万円を提供したTOTOや第一交通産業といった市内の有名企業からも支援が相次ぎ、目標額をはるかに上回る3千万円以上が集まった。
「〝北九州の台所〟旦過市場火災 復興プロジェクト」と題し、専用サイトで今月31日まで募集している。