大阪府警貝塚署は、貝塚市三ツ松のマンホール内で検査をしていた市上下水道部参事の男性(56)が11日の作業中に倒れ、17日に死亡したと発表した。死因は低酸素による呼吸困難とみられる。
同署や市などによると、男性は11日午後2時45分ごろ、下水道工事の完成状況を確認するため、深さ約5・5メートルのマンホール内に1人で入り、直後に倒れて意識不明となった。別の市職員が119番し、病院に搬送され、入院していた。
市職員や工事関係者らが検査に立ち会っていたが、男性は法令で定められた酸素濃度などの測定を行わなかったという。酒井了市長は「痛恨の極み。さらなる安全教育を徹底する」とコメントを出した。