三菱電機は18日、一連の検査不正に関し漆間啓社長、外部有識者による調査委員会が、25日にそれぞれ記者会見すると発表した。第3報となる調査報告書を公表し、進捗を説明するとしている。再発防止策などの実施状況も示す。
昨年12月に調査報告書の第2報を公表後も、兵庫県赤穂市の工場で製造した変圧器で、顧客が求める基準を下回る不正な検査をしていたことが判明。1982年から2022年3月までの40年間にわたり、鉄道や電力会社などに納入していた。
三菱電機は調査について、5月下旬に全体の8割以上が終わる見込みだと説明していた。25日は調査を終えた範囲の結果を示す。調査の終了時期は明らかにしていない。