今年のゴールデンウイーク期間中(4月29日~5月8日)に起きた山岳遭難は全国で155件あり、180人が遭難したことが17日、警察庁のまとめで分かった。死者は前年の連休に比べ16人減り10道県で10人、行方不明者は4人増えて7県で7人だった。負傷者は26人増の80人。
警察庁によると、遭難者180人のうち約4割に当たる77人が60歳以上だった。同庁の担当者は「技量や体力に見合った無理のない登山計画を立て、冷静な判断と慎重な行動を心がけてほしい」と話している。
全国の警察は捜索や救助で、延べ900人を投入し、ヘリコプターを44回出動させた。