北海道・知床沖の観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」沈没事故で、深い海での作業が可能となる「飽和潜水」の潜水士や資機材をのせた作業船「海進」が17日午前9時ごろ、現場海域に近い網走港に入った。港内で準備した後、18日夕に沈没現場に向かい、早ければ19日からカズ・ワン内部に取り残された人がいないかどうか潜水士による調査が始まる。
事故は4月23日に発生し、これまでに14人が死亡し、12人が行方不明となっている。船体は知床沖の水深約120メートルの海底で発見された。