第26話(16日放送)で、料理人になるために上京した暢子は、2カ月前に上京した同級生の前田早苗(高田夏帆)と銀座へ。大都会の人ごみ、行き交う車に衝撃を受ける。
その後、早苗が予約したイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」へ。ランチの値段の高さに驚くが、前菜で出てきたサラダを食べて、8年前に家族で食べた那覇のレストランの味を思い出した。沖縄弁丸出しで料理のおいしさに大喜び。レストランのオーナー大城房子(原田美枝子)は、暢子の言葉を聞き、彼女が沖縄出身であることに気付く。
食事を終えた暢子が、プロボクサーとなった賢秀がいるはずの「安里ボクシングジム」を訪れたところ、トレーナー(本宮泰風)から、賢秀が失踪していたことを聞かされた。賢秀がデビュー戦で戦った相手は腹痛を隠して出場していたため、賢秀は一発もパンチを浴びずに楽勝したが、2戦目では一方的に殴られて1ラウンドで勝手にリングを降り、そのまま姿を消してしまった。
また、比嘉家に届いた60万円は前借りしたものと、ジムの面々から借りまくったものと判明。必死に謝る暢子に、ジムの安里会長(具志堅用高)は「人生のリングでは、簡単にダウンするな」と賢秀に伝えるようにと言った。
賢秀を見かけたとの噂をもとに、横浜市の鶴見区を訪れた暢子だったが、見知らぬ町であてもなく途方に暮れていると、酔客らに絡まれ、上京初日から散々な目にあった。
第27話で、暢子は東京で身を寄せるはずだった賢秀が失踪してしまったことを知って呆然自失。そのうえ、賢秀は多額の借金を残していて、優子、良子、歌子(上白石)が残った比嘉家がまた経済的困窮に立ち戻ってしまう。
賢秀を探して横浜市の鶴見区にやってきた暢子。そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは、地元の沖縄県人会の会長、平良三郎(片岡鶴太郎)だった。