明治安田J1第13節第2日(14日、鹿島4-1札幌、カシマ)脂がのっている26歳の2得点で、鹿島が首位を守った。1-0の前半25分にMFアルトゥールカイキが倒されてPKを獲得すると、FW鈴木がボールを抱え込んだ。
「いつもは蹴らないけど、今日は特別な日。譲ってもらった」
この日はクラブが「銚子の日」と銘打ち、近隣の千葉・銚子市在住者を無料招待。鈴木の出身地でもあり、子供たちの前で雄姿を見せたかったという。PKを左へ突き刺すと、前半終了間際にはパスを流し込んだ。
前節は広島に0-3で完敗し、「ああいう試合を繰り返さないように、入りから相手を圧倒できた」と計4ゴールの大勝に胸を張った。15日は1993年の開幕戦が行われた「Jリーグの日」。発足時に加盟した「オリジナル10」と呼ばれる老舗クラブの中で、常勝鹿島が変わらぬ存在感を放った。(宇賀神隆)