プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦(東京・墨田区総合体育館)の前日計量が14日、東京・墨田区のモクシー東京錦糸町で行われた。同級6位の力石政法(27)=緑=はリミットより100グラム軽い58・8キロ、同級3位で、元WBOアジア・パシフィック同級王者の渡辺卓也(33)=DANGAN AOKI=はリミットの58・9キロでともに1回でクリアした。
前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29)=緑=の弟、力石は初のタイトル戦。「タイトルマッチにそこまで強いこだわりはない。渡辺選手を圧倒して勝つことに価値がある」と力を込めた。計量に同行した矢吹はこれまで同様にセコンドにつく。
墨田区は、兄弟のリングネームの由来になったボクシング漫画『あしたのジョー』の作者、ちばてつや氏(83)の出身地で漫画のモデルとなった地の一つ。力石は「運命かもしれない」と初タイトル獲得を誓った。
対する渡辺は節目のプロ50戦目。「調整は完璧。キャリアは自然と生きてくる。勝って締めたい」と自信を示した。
プロ戦績は力石が11戦10勝(6KO)1敗、渡辺が49戦38勝(22KO)10敗1分け。