巨人・中田がバント!? プロ15年目、6245打席目で初の犠打

サンスポ
四回無死一、二塁で中田がバント 通算6245打席目で初の犠打を記録した=東京ドーム(撮影・福島範和)
四回無死一、二塁で中田がバント 通算6245打席目で初の犠打を記録した=東京ドーム(撮影・福島範和)
【プロ野球巨人対中日】 8回、2点本塁打を放つ巨人・中田翔 =東京ドーム(撮影・福島範和)
【プロ野球巨人対中日】 8回、2点本塁打を放つ巨人・中田翔 =東京ドーム(撮影・福島範和)

巨人は13日、中日7回戦(東京ドーム)に5-2で快勝し、2連勝を飾った。中田翔内野手(33)が1点リードの八回に3号2ランを放つなど、2安打2打点。四回無死一、二塁では、プロ15年目で初となる犠打を決め、チームの勝利に貢献した。首のコンディション不良で2軍再調整を経て、戻ってきた大砲が、〝魂のスイング〟でG党の視線を独り占めにした。

胸の内に秘めていた感情を爆発させた。1点リードの八回無死一塁。左中間席中段に3号2ランを突き刺した中田はバットをほうり投げ、鬼の形相でほえた。

「自分のスイングで、一発で捉えることができて良かった」

山本が投じた初球、148キロの直球を完璧に捉えた。4月3日の阪神戦以来40日ぶりの一発。2軍調整から戦列復帰してから3試合目で初めてのアーチで、大きく勝利をたぐり寄せた。

意地の一打だった。同点の四回無死一、二塁。第2打席で、ベンチから送られたサインはなんと、送りバントだった。場内もどよめく中、「緊張した」と2球目を投手前へ転がし、成功。プロ15年目で通算1521試合、6245打席目での初犠打で2点目を呼び込んだ。

これが巨人だ。過去には松井秀喜、小笠原道大、阿部慎之助ら強打者にも出された犠打のサインこそ、聖域なき原野球の真骨頂。過去に3度の打点王、日本代表の4番も経験した大砲も「チームの勝利のために全力でプレーするだけ」とフォア・ザ・チームに徹した。ただ、それでプライドに火が付いたのも確か。最後は豪快なアーチで本来の「中田翔」を示した。

原監督は「非常に献身性のある選手。もう少し、ずうずうしくやってもいいんじゃないかという話もありましたけど、あそこは1死を(相手に)あげてでも二、三塁にしたかった」と犠打の理由を説明し、駄目押し2ランには「非常に価値がある、大きなものだった」と目を細めた。

ゴールデンウイークで1勝8敗と低迷したチームは2連勝。2位ヤクルトに0・5ゲーム差と迫った。背番号10の豪快弾、そして技ありの犠打。見ごたえ十分の〝ショータイム〟だった。(樋口航)

◆史上2番目に遅い記録 巨人・中田が四回に通算6245打席目にしてプロ入り初の犠打を記録。初犠打までの打席数では張本勲(日拓)の7669打席(1973年8月30日の近鉄戦)に次ぐ、小笠原道大(巨人)の5671打席(2008年6月8日の西武戦)を抜いて2番目に遅い記録となった。「犠打0」で引退した選手ではT・ローズ(オリックス)の7320打席、ラミレス(DeNA)の7152打席、田淵幸一(西武)の6875打席がある。

◆「橙魂シリーズ」 東京ドームに〝本来〟の光景が帰ってきた。オレンジのユニホームを着用して戦う「橙魂シリーズ」の今季初戦となったこの日、得点シーンでオレンジタオルを回す場内演出「フルスイングタイム」も〝解禁〟された。コロナ禍で2年間、我慢を強いられていた3万4852人のファンはタオルを激しく振り回し歓喜を表した。


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