後藤茂之厚労相は13日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・4」と「BA・5」が国内で初めて確認されたことについて「いずれも感染性や重症度が明らかではないが、引き続き、マスクの着用と手洗い、3密の回避などの基本的な感染対策を徹底してもらいたい」と述べた。
そのうえで「厚労省としては、諸外国での治験の情報を収集し、陽性となった検体のゲノム解析を行い、必要な情報提供に努めたい」と語った。
「BA・4」「BA・5」は現在、日本国内で感染流行の主流とされる「BA・2」よりも感染力が強いとの試算がある。今後、「BA・2」から置き換わる可能性もあるとされる。