NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第25話が放送された13日、本編の最後に第6週以降の展開を紹介する予告映像が流れた。青柳和彦役を演じる宮沢氷魚など、新しく登場するキャストに注目が集まった。
沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描く「ちむどんどん」。沖縄の本土復帰から50年目に合わせて放送され、女優の黒島結菜が主演を務める。タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。この日は第5週「フーチャンプルーの涙」(第21~25話)の最終話で、高校卒業後の上京が決まった暢子が、やんばるを離れる日までの家族や幼なじみたちとの時間を満喫する様子が描かれた。
そして、ドラマ本編終了後に予告映像「これからのちむどんどん」が流れた。次週から、主な舞台が東京と横浜・鶴見に移る。映像には、本格的なレストランで西洋料理に目を輝かせたり、コックコートに身を包み厨房で忙しそうに働く暢子の様子や、沖縄二世が多く住み「リトル・オキナワ」とも呼ばれる横浜市鶴見区の居酒屋の場面が展開。やんばるの製糖工場の息子、喜納金吾(渡辺大知)からの暢子の姉、良子(川口春奈)へのプロポーズ、涙を流す良子、戸惑いの表情を見せる石川博夫(山田裕貴)、競馬に興じる暢子の兄、賢秀(竜星涼)といったカットも盛り込まれていた。また、新しい登場人物として、鶴見の沖縄県人会会長、平良三郎(片岡鶴太郎)、東京のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」のオーナー、大城房子(原田美枝子)と料理長の二ツ橋光二(高嶋政伸)の姿も。子供のころに一時期沖縄に移住し、やんばるで暢子と親交のあった和彦も大人に成長した姿で登場し、暢子と再会する場面が見られた。