沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合など)の第25話が13日、放送される。
主人公の比嘉暢子を女優の黒島結菜が演じ、その家族として仲間由紀恵、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が出演。語りをジョン・カビラが務める。なお、タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
ドラマは現在、第5週「フーチャンプルーの涙」(第21~25話)が放送中。東京へ行き、西洋料理のコックになるという夢が見つかり、将来に希望を持った暢子だったが、兄の賢秀(竜星)が投資詐欺に引っかかり、その影響が暢子や家族たちに及んだ。
金銭的な事情から、借金をする大叔父の賢吉(石丸謙二郎)に東京行きを反対された暢子は、沖縄の内間食品に就職することが決まった。
一方、親友の前田早苗(高田夏帆)は東京の大学に合格。今後、地元で働き続けることになるため、暢子は、思い出作りのため、春休みに東京に遊びに行きたいと母の優子(仲間)に頼んだ。娘を思いやり、東京へ行くことを許そうとする優子だったが、姉の良子(川口)は「東京に行くお金がどこにあるん?寝ぼけたこと言わないで」とピシャリ。暢子が「小学生の頃から家族のごはん作ってきたうちの身にもなって!」と反論すると、2人は言い合いになり、暢子は「もう 嫌!ごはんとか作らない!」と激怒した。良子は「ほっとけばいいさ」と突き放したが、実は、学校からお金を借り300ドルを工面しており、それで暢子を東京に行かせてやりたいと考えていた。