米IT大手のグーグルは日本時間の12日未明、オンラインで開催した開発者向けのイベント「Google I/O」で、新型のスマートフォンやタブレットPCなど複数の製品を発表した。ネットではガジェット好きユーザーが早速反応しているが、なかでも同社初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」が、注目を集めている。
同製品は、丸型のドーム形状のデザインが特徴。リサイクルされたステンレス素材で作られており、触覚的なリューズ、簡単に交換できるカスタマイズ可能なバンドを装備している。同社のスマートウオッチ用OS「Wear OS」の新バージョンと、傘下のスマートウオッチメーカー、Fitbitのヘルスケア・フィットネスツールを利用できる。この秋に発売予定で、詳細は順次明らかにしていくという。
同社はこれまで、スマホ向けOSのAndroidを提供してきたのと同じように、スマートウオッチ向けにWear OSを提供してきたが、ハードウエアとしてのスマートウオッチはこれが初めてとあって、同社製のスマホ「Pixel」のユーザーはもちろん、多くのAndroidスマホユーザーから、注目が集まっている。SNSには「遂にきた」「Google信者としては買うしか…!」「Pixelユーザーなので気になる」「スマートウォッチデビューや!」と発売を心待ちにしたコメントが相次いだ。
デザインは「丸くてツルンとしていてかわいいじゃないか!」「スタイリッシュ」と好評。「ヘルスケアと絡めたサービスを期待」「電子決済は何が使えるかだな」など、使い勝手についてもさまざまな期待が寄せられている。
傘下のFitbit製スマートウオッチでは、アップルのスマホ用OS「iOS」とも連携可能なことから、「iPhoneとも連携してほしい」との書き込みも見受けられた。
同社は今回のイベントで、Pixel Watchのほかに新型スマホの「Pixel 6a」(7月28日発売、以下カッコ内は販売開始予定)「Pixel 7」(今秋)、無線イヤホンの「Google Pixel Buds Pro」(7月28日)、タブレットPCの「Pixel Tablet」(2023年)も発表した。