米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は10日、アナハイムでのレイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。5打数2安打で打率2割5分8厘。チームは先発デトマーズのノーヒットノーランとトラウトの2発などで12-0で勝ち、21勝11敗で貯金を10としてア・リーグ西地区首位を走っている。
相手投手はサイ・ヤング賞2度受賞のクルーバー。一回無死一、二塁の第1打席は真ん中のカットボールと捉えたかに見えたが中飛。6-0とリードした二回2死走者なしの第2打席は低めのチェンジアップに手を出して一ゴロ。四回先頭の第3打席は2番手アダムの低めを合わせて技ありの中前安打。六回無死一塁の第4打席は4番手トンプソンに遊直。八回1死走者なしの第5打席はマウンドに立った野手フィリップスの54マイル(約86キロ)のスライダーを右翼フェンス直撃の二塁打。通算100号は惜しくもならなかった。
エンゼルス先発左腕のデトマーズが得意のカーブとフォーシームを駆使して、メジャーで今季初のノーヒットノーランを記録。出した走者は六回の四球1個と七回の一塁手エラーによる2人だけ。108球、2三振。デトマーズは2020年のドラフト1巡目指名の22歳。大谷も拍手で快挙の若き投手を迎えた。