木村拓哉が主演を務める連続ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系、木曜後9・0)。これまでの流れを振り返りながら、12日に放送される第5話のあらすじを紹介する。
高校ボクシングで4冠達成という輝かしい功績を打ち立てながらも、その後は度重なる不運に見舞われ、人生のどん底にいた桐沢祥吾(木村)が、母校ボクシング部の臨時コーチとして生きる希望を取り戻すさまを描いた青春スポーツドラマ。「HERO」シリーズや「CHANGE」(ともにフジテレビ)で木村とタッグを組んだヒットメーカー、福田靖氏が脚本を務めるオリジナル作品で、満島ひかり、安田顕、高橋海人(King & Prince)、山田杏奈、内田有紀、柄本明ら豪華キャストが脇を固める。
生きる希望を失っていた桐沢は、高校時代からの親友で元プロボクサー、甲斐誠一郎(安田)と母校の松葉台高校ボクシング部の前監督、芦屋賢三(柄本)の計らいで、同部の臨時コーチに就任した。しかし松葉台は今や東大合格者も出す進学校となり、1年前に芦屋が退くと同部は一気に弱体化。桐沢の高校時代の後輩で、当時、マネージャーだった芦屋の娘、大場麻琴(内田)は校長になっており、同部を潰そうと画策。ボクシングとは無縁だった国語教師の折原葵(満島)に顧問を押し付けた。
麻琴は、練習中に同部部長の伊庭海斗(高橋)にケガを負わせた桐沢にクビを宣告するが、桐沢のコーチ続投を切望する折原と伊庭の抵抗にあうなどして追放に失敗。彼らの熱い思いに心を動かされ始めた桐沢はついに指導を開始した。教員免許を持つ桐沢は非常勤講師として政治経済の授業を受け持つようになり、6月のインターハイ予選には伊庭のほか唯一の女子部員、水野あかり(山田)、玉乃井竜也(坂東龍汰)、友部陸(佐久本宝)の4人で挑むことを決定。芦屋は超進学校でボクシングの強豪、京明高校を倒せとハッパを掛けた。
第4話(5日放送)で、東大合格者数でもクラブ活動でも京明に勝つことに躍起になる麻琴は、同部がインターハイ予選で京明に負けたら桐沢をクビにすると決定。折原は「そんな約束はしていない」と食い下がったが、麻琴は聞く耳を持たなかった。後日、折原は打倒・京明に向けてボクシングジムを経営する甲斐にサポート役を依頼。元日本チャンピオンの甲斐は部員たちに左フック、左ボディー、右フックのコンビネーションを指導した。迎えた予選当日、伊庭は甲斐直伝のパンチを相手に当てるも判定負けを喫した。