運用SEの仕事内容や必要な資格を紹介 開発SEとの違いも徹底解説

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「運用SEの仕事内容が知りたい」「運用SEになるメリットってなんだろう?」「運用SEと開発SEの違いは?」こんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

運用SEは、サーバーやネットワークに障害が発生しないよう、システムの運用や管理を行う重要な仕事です。本記事では、運用SEの仕事内容やメリット、必要な資格、開発SEとの違いまでを解説します。運用SEに興味がある方にとって、仕事内容の理解を深め、キャリアを考えるきっかけになるかと思います。ぜひ最後までお読みください。

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

運用SEの仕事内容とは

運用SEの仕事内容は、大きく「システム運用」と「システム保守」の2つに分かれます。企業によってはそれぞれの業務を明確に区別し、担当を分けている場合もありますが、運用SEがどちらの業務も対応することも多くあります。ここでは、運用と保守それぞれの仕事内容について解説します。

システム運用

システム運用とは、サーバーやネットワークの性能を維持管理し、安定的に稼働できるように日々監視を行う仕事です。システムが最適なパフォーマンスを発揮し、障害が発生しないように、運用SEは常時性能を監視しています。システム運用では、トラブルの予兆を素早く感知して適切な処置をおこなうことにより、障害の発生を未然に防ぐことが重要です。

障害の発生でシステムを停止せざるを得なくなると、大きな損害が発生する可能性があります。一見地味に見えるかもしれませんが、システムの安全性・利便性を守る重要な仕事です。基本的には障害の対応はシステム運用に含まれません。しかし、あらかじめ対応手順が定まっている障害対応はシステム運用の範囲となる場合があります。

システム保守

システム保守は、ユーザーの要求に基づくシステムの改善や改修、ネットワークやサーバーで障害が発生した際に復旧対応を行う仕事です。セキュリティパッチの適用なども行います。特に障害対応の業務ではスピーディで確実な対応を求められるため、どこに原因があるかをすぐに突き止められる幅広い知識と経験が必要です。復旧後には、なぜトラブルが発生したのか。再発防止のためにどうすれば良いか、などを検討します。これにより、システムの設計や業務体制を改善することも重要な業務です。

運用SEになるメリット

運用SEに興味はあるけど挑戦するか迷っている…という方へ、運用SEになるメリットを解説します。メリットに目を向けてみることで、新たな気づきがあるかもしれません。

高いスキルが必要ない

運用SEの仕事では、定型化した作業をマニュアル通りにミスなくこなすことが求められます。そのため、高度な開発スキルや分析スキルはなくても業務をこなせます。たまにトラブル対応などで応用力を求められるときもありますが、基本的にはマニュアルに沿って仕事をしていれば問題ありません。

安定した環境で働ける

ITシステムの監視や運用保守の仕事は、大きなトラブルが発生しない限りは定時退社が可能です。シフト勤務の場合は夜勤や土日出勤もありますが、業務内容自体は比較的安定しています。そのため終業後や休日は自分の時間に充てられるので、ワークライフバランスを重視して働きたい人にはおすすめです。

IT業界未経験者でも挑戦しやすい

運用SEの仕事は、マニュアルに沿った定型作業がほとんどです。そのため基礎的なIT知識があればスムーズに仕事を進められます。IT業界での実務経験がない未経験者でも、運用SEならチャレンジしやすいのではないでしょうか。まずは運用SEから始めて、それから開発エンジニアやネットワークエンジニアなどへキャリアアップを目指すのも良いかと思います。

運用SEに必要な資格とは

運用SEになるために、資格は必須ではありません。

しかし持っていれば転職活動や実務に役立つものも多く、ぜひ興味のあるものから学習を始めてみてください。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、経済産業大臣が認定している情報処理の国家資格です。運用や保守のエンジニアを対象としているのは「ITサービスマネージャ」試験です。それ以外にも、アプリ開発やデータベース設計など幅広いIT知識が必要な試験があります。さまざまな試験にチャレンジすれば運用SE以外の仕事ができるチャンスがあるかもしれません。

情報処理技術者試験には全部で12の試験区分がありますが、未経験者ならITキャリアの登竜門と言われる「基本情報技術者試験」から始めるのがおすすめです。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定とは、アメリカのネットワーク機器メーカー「シスコシステムズ」が主催している認定試験です。ネットワーク機器に関する知識やシスコ製品の使い方など、ネットワーク・インフラに関する問題が出題されます。実務で役立つ知識が多く、企業によってはシスコ技術者認定資格の取得手当を用意しています。また転職活動でも評価されやすく、取得して損はありません。

インターネット技術者認定資格

インターネット技術者認定資格(CIW)とは、インターネット技術者のスキルを、職種ごとの区分で認定している国際資格です。試験は開発やデータ設計、セキュリティなどの専門分野に分かれており、世界標準のインターネット・Web技術のスキルを認定しています。専門分野におけるスキルを満遍なく習得でき、かつ資格の取得によってITエンジニアとしてのスキルを証明できます。

運用SEと開発SEの違い

※画像はイメージです(GettyImages)

続いて、運用SEと開発SEの仕事内容について説明します。システムエンジニア職としてまとめて捉えられがちですが、おこなっている仕事内容には明確な違いがあります。両者の違いは、主にシステムを扱うフェーズと業務内容にあります。

開発SEは、新規またはリプレイスで開発するシステムの要件定義・設計をする仕事です。この業務の中にはアプリケーションの要件だけではなく、ネットワークやサーバーの選定なども含まれます。

一方、運用SEは、すでに作られたシステムを安定的に稼働させる仕事です。ネットワークやサーバーなどのインフラで障害が発生しないように監視し、トラブルがあったら対応します。

つまり、開発SEが作ったシステムを運用SEが運用・管理する、という棲み分けです。それぞれ役割は異なりますが、システムを人々に届けるために、どちらも重要な役目を果たしています。

まとめ

今回は、運用SEの仕事内容や運用SEとして働くメリット、必要な資格、運用SEと開発SEの違いについて解説しました。運用SEは稼働中のサーバーやネットワークに障害が発生しないよう、運用・保守をする職業で、システムの安定稼働のためになくてはならない重要な仕事です。しかし開発業務は行わず、高度な開発知識も必要ないため、IT未経験者にとっても挑戦しやすい仕事かと思います。これからエンジニアを目指したい、システムに関わる仕事がしたい、という方は、運用SEにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

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