NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第23話が11日、放送され、SNSではヒロイン一家の金銭事情が話題になった。
沖縄のサトウキビ農家の次女として生まれ、沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描く同作。主人公の比嘉暢子を女優の黒島結菜が演じ、その家族として仲間由紀恵、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌が出演。語りをジョン・カビラが務める。なお、タイトルの「ちむどんどん」は、沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
友人の前田早苗(高田夏帆)から頼まれて参加した料理コンテストを通じ、東京で料理人になるという夢を見つけた暢子。ドラマは第5週「フーチャンプルーの涙」(第21~25話)が放送中だが、兄の賢秀(竜星)が投資詐欺に引っかかってしまったことで、比嘉家の経済事情がさらに苦しくなり、暢子の上京はなくなった。
時は流れて1972年2月、暢子は沖縄の内間食品に就職することが決まり、早苗は東京の大学に合格。暢子は思い出作りに、春休みに東京に遊びに行きたいと家族に頭を下げたが、姉の良子(川口)は「東京に行くお金がどこにあるん?寝ぼけたこと言わないで」と厳しい言葉を投げかけた。暢子と良子は言い合いになるが、実は良子は学校からお金を借り300ドルを工面。そのお金で暢子を東京に行かせてやりたいと考えていた。