2024年に放送されるNHK大河ドラマは平安時代を舞台に女優の吉高由里子が演じる紫式部の人生を描く「光る君へ」と発表された。ストーリーは、平安時代の最高権力者で、紫式部の代表作「源氏物語」の主人公、光源氏のモデルともいわれる藤原道長と紫式部の関係が軸となるという。ネットでは早くも吉高の脇を固める共演者の予想合戦が白熱。「道長の役は誰がやるんだろう?」といった書き込みが相次いでいる。
ツイッター上では、道長を「若い頃はおとなしい感じで大人になるとガツガツ系」とし、「おんな城主 直虎」などの大河作品に出演経験のある高橋一生や、19年後期に放送された連続テレビ小説「スカーレット」で主人公の夫役を務め、連続ドラマ「最愛」(TBS系、21年)で吉高と共演した松下洸平を予想する声が目立った。そのほか、連ドラ「いいね!光源氏くん」(NHK、20年)で光源氏を演じた千葉雄大、若手俳優では、町田啓太などの名が挙がっていた。
ドラマのなかで道長は、紫式部が生涯心に寄せ、影響しあいながら人生をたどるパートナーとして登場するといい、11日の会見で制作統括の内田ゆき氏はキャスティングは未定とした上で、「若い頃から権力のトップになることが約束されていたわけではなく、兄たちの陰に隠れる、ちょっとおっとりした弟タイプの青年だった」と説明。権力をつかむまでの道長の成長譚も描いていくと話していた。
ネットでは、紫式部と同じ平安時代の女流作家でライバル関係にあったとされる清少納言のキャスティングにも注目が集まっており、14年前期の連続テレビ小説「花子とアン」で共演した仲間由紀恵の名前を挙げ、「吉高由里子紫式部×仲間由紀恵清少納言で見てみたい」との声もあった。