リーグワン1部最終節最終日(8日、ヤマハスタジアムほか)3試合が行われ、上位4チームによるプレーオフ(PO)進出が決まっている4位のBL東京(旧東芝)が静岡(旧ヤマハ発動機)に33―29で逆転勝ちして11勝目(5敗)を挙げた。途中出場した日本代表元主将のFLリーチ・マイケル(33)がチームを鼓舞。1位・東京SG(旧サントリー)とのPO準決勝(21日、花園)に弾みをつけた。静岡は5勝11敗。今年1月に開幕した新リーグは、リーグ戦の全日程を終了した。
後半の40分経過を告げるホーンが鳴り響いても、試合を終わらせずに7分以上攻め続けた。3点を追うBL東京が30も数える連続攻撃でついにトライ(ゴール)を奪い、静岡に逆転勝利。敵地の6326人の観衆も拍手を送り、全16節に及んだリーグ戦を締めた。
「世界最高のリーグ」を掲げて1月に開幕したリーグワン。「選手入場時やトライを取った後など、僕たちの気分を上げてくれるような演出があった。(グラウンド外でも催しがあり)お祭りみたい。楽しかった」。敗れはしたが、日本代表経験もある静岡のLO大戸主将は振り返った。