日本ハムは9日、2018年9月の北海道胆振東部地震で被災した厚真町の「田んぼのオーナー」を活用した被災地復興支援活動「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」の第4期オーナーを募集すると発表した。
厚真町の「田んぼのオーナー」は一般社団法人厚真町観光協会が「胆振管内最大の米どころ」をPRする目的で07年から幌内地区の水田で実施しているもので、「オーナー」になった参加者が農家のアドバイスを受けながら春の田植え、秋の稲刈りを体験、収穫した米を受け取れる事業。日本ハムでは19年に立ち上げた「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」で7区画700m2を借り受け、グリーンツーリズムの体験を通じて町の復興を後押しする「オーナー」を今年も募集する。
札幌合宿所では田植えに使う苗の一部を厚真町から移し、選手や合宿所のスタッフが水やりをしている。今川優馬外野手(25)は「札幌での大学(東海大北海道)時代に北海道胆振東部地震を経験し、停電や断水、食事が思うように取れないなど、とても不便な思いをしました。震源に近い厚真町の皆さんの復興への道のりは決して平坦ではなかったと思いますし、ファイターズとして協力できることは精一杯していきたいです。合宿所では選手みんなでおいしいお米に育ってくれるよう、苗に水やりを続けています。多くの方のご応募をお待ちしています」とPRした。