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多国籍として知られる中東の航空会社で日本人CAとして働く長井馨子さん。写真はローマのレストランにて。提供:本人
SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第129回は中東系航空会社乗務2年目の長井馨子がお送りいたします。
私はフィンランドの航空会社でCAとして働いた後、現在は中東の航空会社でCAをしております。今回は、130カ国以上から集まるクルー達と一緒に働き、世界中の多種多様なお客様と接する中でおそらく「日本人CAあるある」であろうと思うトピックをお伝えします。
「日本人だ」というと急に態度が変わる
「日本人」であることを知ると、基本的に外国人クルーの態度が優しくなります。時には、先ほどまでツンとしていたクルーの性格が180度変わったかのようにフレンドリーになることも。
とあるフライトでの出来事です。フライトの前半では個人プレーだったアラブ人CAとサービスが落ち着いた後に話をしていました。
「どこの国出身なん?」と聞かれ「日本だよ」と答えると、「え?! 日本なの?! アイラブジャパーン!」と彼のテンションが急上昇。フライトの後半では、前半とは別人かのように優しく、献身的に手伝ってくれるようになったのです。
このように、中東系の会社に勤務している現在も、世界中で親日の人が多く、日本人に対して信頼感を寄せてくれていることを肌で感じています。
余談ですが、日本のお菓子が好きなクルーも多いです。たまに怖そうな上司と働く時は日本のお菓子をさしあげると若干優しくなります。そのため、日本のお菓子は常に常備しています(笑)
人気の日本線…外国人クルーがなかなか割り当てられないワケ
現在弊社は、日本便として成田国際空港と関西国際空港に就航しているのですが、日本線は弊社CAの中でも大人気かつ外国人クルーはなかなか担当させてもらえない激戦路線です。