JR旅客6社は9日、4月28日~5月8日のゴールデンウイーク(GW)期間に新幹線や在来線特急などの主要線区を利用した人数が、令和3年比で2.45倍の907万5000人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の平成30年比では0。75倍。1日当たりの利用者数は、記録が残る2年以降で3番目に少なかった。
JR東日本の担当者は「昨年に比べ大幅に伸びたのは喜ばしい」とした上で「緊急事態宣言がなく、10連休も可能だったので、もう少し客足が戻ると期待していた面もある」と述べた。同社管内では、首都圏から地方に行く人に比べ、地方から首都圏に来る人の方が少なかったと分析。コロナへの警戒感が背景にあるとみている。