大阪陸上競技協会による「OSAKA夢プログラム」の第2期事業始動会見が9日、大阪市内で開かれ、小池祐貴(住友電工)、泉谷駿介(同)、丸山優真(同)、秦澄美鈴(シバタ工業)の4選手が参加した。
同事業は2015年に第1期が始まり、大阪から東京五輪代表選手の輩出などを目的に、選考を経て指定した陸上選手を支援してきた。今年4月から始まった第2期の事業費は3カ年累計で約1億2000万円を予定しており、関西の企業約50社及び個人からの寄付で運営される。第1期の18年からメンバー入りした小池は、陸上短距離で東京五輪に出場。「これだけの支援があることを自覚して取り組んでいきたい。今回は『五輪でメダルを』という言葉も耳にしている。多大な支援に見合った成果を出せるように頑張っていきたい」と語った。
110メートル障害で日本記録保持者の泉谷は、今春に順大を卒業して住友電工に加わり、第2期からメンバー入り。「新しく受け入れていただきありがたい。パリ五輪では決勝に進出し、メダル争いに食い込んでいきたい」と力を込めた。
現在指定されている選手は以下の通り。
第1期から継続:小池祐貴(住友電工)、佐藤友佳(ニコニコのり)、多田修平(住友電工)、松田瑞生(ダイハツ)、丸山優真(住友電工)
第2期から新たに指定:青山華依(甲南大)、アツオビン・ジェイソン(福岡大)、泉谷駿介(住友電工)、伊藤利来也(住友電工)、坂井隆一郎(大阪ガス)、塩見綾乃(岩谷産業)、田中佑美(富士通)、寺田明日香(ジャパンクリエイト)、萩谷楓(エディオン)、秦澄美鈴(シバタ工業)、福田翔大(日大)、前田穂南(天満屋)