75歳以上の違反ドライバーに実車試験、対象は大阪で年間7千人 合格で免許更新

産経ニュース
運転技能検査の採点のポイントを確認する自動車教習所の指導員ら=3月、東京都小平市
運転技能検査の採点のポイントを確認する自動車教習所の指導員ら=3月、東京都小平市

改正道交法の施行により一定の違反歴がある75歳以上を対象に、運転の継続が可能かどうかを実車試験で判断する「運転技能検査」(実車試験)が13日から始まる。加齢に伴う体力の低下や判断力の衰えを調べ、相次ぐ高齢ドライバーの事故を減らすのが狙い。各都道府県警では対象者への通知作業などの準備を進めており、大阪では年間7千人程度が対象となる見通し。

検査対象は、今年10月12日以降に75歳以上の誕生日を迎え、誕生日の160日前までの3年間に、信号無視や速度超過など11種類の違反を一つでもしたドライバー。対象者は各都道府県警から通知される。

検査では自動車教習所などで指定のコースを走り、段差の乗り上げや一時停止といった課題に取り組む。免許の有効期限の6カ月前から何度でも受検できるが、合格点に達しないと免許は更新されない。

大阪府警運転免許課によると、大阪府内で年内に免許更新となる75歳以上のドライバーは約9万6千人。検査対象は年間約7千人にのぼると想定している。府内2カ所の運転免許試験場と36カ所の自動車教習所が会場となり、対象者には近く通知を発送する。府警幹部は「高齢ドライバーは今後も増え続ける。検査で安全意識を見直すきっかけにしてほしい」としている。

府警によると、府内では交通事故は減少傾向にあるが、高齢ドライバーによる事故死者は昨年21人で、前年より5人増加。昨年11月には、大阪狭山市のスーパーに当時89歳の男性運転の車が暴走し、通行人3人が死傷する事故も起きた。

認知低下などが指摘される高齢ドライバーも増加している。75歳以上が免許更新の際に受検する認知機能検査は昨年、約9万8千人が受検したが、認知症のおそれがある「第1分類」は1872人、認知低下のおそれがある「第2分類」も2万2163人に上り、いずれも前年を大幅に上回った。

  1. 竹内結子さんの急死、精神科医らの見解は 「精神的な行き詰まり」「衝動的な可能性も」

  2. 上島竜兵さん死去 自宅で家族が異常に気づき…

  3. 女優・階戸瑠李さん急死にネットも涙…「半沢直樹」で印象的な演技「本当に残念」「これから…と期待していたので…」

  4. ロシア軍に内部混乱か 「終末の日の飛行機」観閲中止の背景 「戦争宣言」踏みとどまるプーチン氏 「空軍内部の反発やボイコットの可能性も」世良氏

  5. 上島竜兵さん、志村けんさん逝去後に呟くようになった「寂しさ」と家計を支えた妻・広川ひかるとの夫婦愛