末恐ろしい新人じゃ! 広島・末包昇大が球団新人30年ぶりの満塁弾 松山の父、母に捧げる⁉

サンスポ
四回、満塁本塁打を放つ末包(撮影・中島信生)
四回、満塁本塁打を放つ末包(撮影・中島信生)

(セ・リーグ、広島17─3DeNA、9回戦、広島8勝1敗、8日、マツダ)猛攻に次ぐ、猛攻じゃ! 広島が今季最多の21安打17得点。大型連休最終日を気持ちよく締めて、2位に浮上した。立役者はドラフト6位・末包(すえかね)。お立ち台に呼ばれると、菊地涼の助言を受けながら絶叫した。

「母の日に本当にいい結果を出せてよかったと思う。松山さんのお父さん、お母さん、俺、やったよー!!」

2万9575人を詰め込んだマツダスタジアムがドッと沸いた。実はこれ、ベテラン松山の決めセリフ「鹿児島のじっちゃん、ばっちゃん、俺、やったよ!」をアレンジしたもの。新人らしからぬ強心臓ぶりを披露した。

「7番・右翼」で出場し、9─0の四回無死満塁で宮国のシュートを振り抜き、左翼席上段へ本拠地初アーチとなる2号満塁本塁打。球団新人のグランドスラムは1992年7月26日の町田公二郎以来、30年ぶり。鈴木誠がメジャー移籍で空いた穴を埋めさせるべく、今春の練習試合から4番を任せてきた男の一発に、佐々岡監督は「満塁本塁打というのは、なかなか見られるものではない」と目を細めた。

この日は母の日。末包は太い両腕にピンク色のリストバントを巻き、母・尚子さん(59)に感謝の気持ちをもってプレーした。ソフトボール経験者の母からは「(巨人の)岡本和はもっとじっくり待って、しっかり捉えているよ」と厳しい言葉をかけられるそうだが、それも期待の表れ。妻・杏子さん(29)と一緒に香川の自宅にカーネーションを贈った中、「プラス、きょうの本塁打の記念球をあげられればいい」と笑った。

始球式に登板した松山の母・ルリ子さん

球団記録の1試合22得点(1950年6月7日、対大洋)までは届かなかったが、文句なしの連勝を飾り、DeNAには今季8勝1敗。首位ヤクルトを1ゲーム差で追って、10日からの阪神3連戦(甲子園)に臨む。3年連続Bクラスから、頂点へ。末恐ろしい新人が打ちまくって、導く。(柏村翔)

末包 昇大(すえかね・しょうた) 1996(平成8)年5月27日生まれ、25歳。香川県出身。高松商高、東洋大を経て2019年に大阪ガスに入社。昨夏の日本選手権ではチームの連覇に貢献し、打撃賞を受賞した。22年にドラフト6位で広島に入団。今季は21試合に出場し。打率・323、2本塁打、11打点。188センチ、110キロ。年俸1000万円。右投げ右打ち。背番号「52」

◯…母の日の始球式を務めたのは松山の母・ルリ子さん(61)。鹿児島から駆けつけ、捕手役を務めた愛息に左腕から力いっぱい投じた。山なりでワンバウンドし、最後は打者の桑原に当ててしまったが、松山が大事そうに捕球すると、球場は温かい拍手に包まれた。36歳の松山は「頑張って投げてくれたんで良かったんじゃないですかね」とほほ笑んだ。


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