タレントの藤井隆(50)が8日、大阪市浪速区のなんばパークスシネマで行われた映画「マイスモールランド」(川和田恵真監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。
日本での在留資格を失い、日常が奪われてしまったクルド人の女子高生サーリャが、自分の居場所を探す物語。藤井はサーリャがバイトするコンビニの店長を演じた。
雑誌「ViVi」専属モデルとして活躍するサーリャ役の現役高校生、嵐莉菜(18)らと登壇した大阪出身の藤井は「大阪、初めてなんですぅ。緊張してます。ここが難波ですかぁ。親しいみやすい街ですね」と小ボケ。
「(撮影で)本番が始まるまでマスクをしてても楽しそうに表情がコロコロ変わる。なんとも愛らしいのに、本番になると、こっちが引っ張っていただける。素晴らしい女優さんです」とヒロインをたたえた。
これに対し、3日が18歳の誕生日だった嵐から「劇中は嫌な感じの店長ですけど、休憩中に話し相手になってくれたり、『ViVi』とか見てるよとかおっしゃってくださって。さっきもお誕生日プレゼントをいただいたんです」と明かされると、「全然、全然! こんなとこ、使わなくていいんですよ」と、メモする報道陣を制しつつ、ほくそ笑んだ。