こんにちは。内田友賀です。
今週は久々に、私の団体「マナーニ」(https://manani.jp/)の活動のお話です。
私たちは、小学校低学年の道徳の授業で、犬を介在した学習プログラムを展開しています。
活動は別の記事で過去にご紹介しています!
私たちの活動テーマは『人は、動物との関わり合いから、もっと色々な事が学べる!』ということ。
犬からの学びは、子どもだけに限らず大人にも素敵な恩恵があると考えています。
そこで、新しい活動をスタートしました!
それは……
\\ 企業でも、ワンコを介在した多様な取り組みを //
いま、「コロナによるリモートワークやコミュニケーションの制限」「ハラスメント防止」の観点などから、従業員同士のコミュニケーションが薄れてきています。
それにより、ストレスや孤独感、会社離れの原因にもつながっています。
「犬がいると会話が生まれる。」これって、私たち飼い主がとても実感している当たり前の風景ですよね。
これも大切な“犬のチカラ”だと思うのです。
そんな理念に共感してくださったのが、ペット業界でも大手企業の「マース ジャパン リミテッド」さん!
有名ペットフードはもちろん、チョコレートのM&M’Sやスニッカーズも手掛ける企業さんです。
今回は、「オフィスドッグプログラム」としてイベントを実施。ぽん太もマースさんで「介在犬」してきました♡
■AM10:30 出社
マースさんは、犬や猫のペットと同伴(事前申請)で出勤ができる最先端の企業さんなんです!
入館手続きを済ませ、オフィスビルのルールに沿って社内へ。
マースさんのキャラクターたちがエントランスで楽しく出迎えてくれます♪
まずは実施ルームでミーティング。
ワンコたちも今日の仕事場を探索しながらスタート時間を待ちます。
■AM11:00 スタート
初めての試みだったので「本当に来てくれるかなぁ」という不安がありましたが、開室と同時にどんどんと部屋が埋まってきます。
さすが大人の皆さん。
①大きな声を出さない
②急に触らない
③急に走らない
「3つのお約束(※編集部注・普段小学校で行う動物介在活動の際に生徒に説明する、3つの約束事のこと)」をしなくても、ちゃんと優しくワンコたちに近づいてくれます(笑)。
実は、この「最初の近づき方や挨拶の仕方」で、人間性が出ちゃうんです!
そのあとは、優しく寄り添ってくれたり
モフっと愛情たっぷりに抱きしめてくれたり
ワンコに労いのマッサージしてくれたり
思い思いの空間を楽しんで頂きました。
ワンコを通じていろんな会話が生まれます。
決められたフレームワークでのディスカッションではない、自然な空気感から育まれる関係性。
やがて、30分を過ぎた頃から変化が生まれました。
「あれ?もしかして●●部の●●さん??」
「え! いつもメールでしかやりとりしてない、、、あの!!! いつかご挨拶したいと思っていたんです!!!」
こんな風に、今までワンコ中心だった話が、仕事の話、ライフスタイルの話、もうワンコそっちのけで、新しいコミュニケーションがあちこちで生まれ始めました。
そうそう、これ♪♪
ワンコ繋いでくれる『人と人との心の交流』。
海外のチームメイトや在宅勤務中の同僚とのリモート会議中に、ガラス越しに中継してくれる方もいました。
日本から、このような「働き方」を発信できるのは、とても嬉しいことですね。
マースさんの社風も手伝ってか、フリーな空気感にワンコも調子にあわせて休憩をしながら実施に臨めました。
■PM3:00 終了
多くの方にご参加いただいた今回の実施。私たちにも本当に多くの学びがありました。
ワンコたちは、それなりの疲労感はみられたものの、真正面から愛でられ可愛がられた満足感で、それぞれのクレートですやすや♡
■実施にむけて
マースさんでは、出社ワンコの紹介や、注意事項などを事前に発信していただきました。
『オフィスにワンコがやってくる!』という日を、従業員さんが楽しみに出社するきっかけにしたり、コミュニケーションのきっかけにしたり、
そんな願いの一助にはなれたのかな?と感じています。
結局のところ、大人も子どもも、おんなじ。
心の中に潜む本質を、短時間でツンツンと突いて引き出せるのがワンコの素晴らしさだと思っています。
こんな取り組みが1社でも多くの企業さんに広がったら、少しは日本の未来は明るくなるのかな?
少しずつゆっくりと、この活動を育んでいきたい。
そう思える1日でした♡
次はあなたのオフィスにお邪魔するかも!?