(セ・リーグ、広島3―0巨人、9回戦、巨人5勝4敗、5日、マツダ)巨人・中山礼都内野手(20)が「8番・二塁」でプロ初先発した。愛知・中京大中京高から入団して2年目のホープは「もちろん緊張はしたけど、思い切ってできたと思います」と初々しく語った。
守っては右前に抜けそうなゴロを好捕してアウトを奪い、球際の強さをアピールした。打っては安打こそ出なかったものの、初球から積極的にスイング。犠打も決めて役割を果たした。
正二塁手の吉川が4日の試合で死球を受けた影響で先発を外れ、代わりに出場した。原監督は「元気もあるし、守備も無難にこなせている。楽しみな選手」と評価。元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「守備はすごく落ち着いていた。チャンスが増えていくんじゃない」と期待を寄せた。
中山は「アピールと思うと変な力が入って自分のプレーができない。まずは自分のできることを100%やる」と表情を引き締めた。