「僕も楽しみにしています。入社1年目の2018年に、才木投手が巨人戦でプロ初勝利を挙げた試合(5月27日、観衆4万6611人)を取材しました。大入り満員の甲子園球場での取材はそれ以来になるんです」
先発投手陣の練習を取材していた織原祥平です。初戦に先発する西勇も第2戦の秋山も中5日での登板になりますが、金村投手コーチは「2人ともそんなに投げていないから」と心配していなかったそうです。
「西(勇)さんは、巨人戦で好投した(西)純矢投手のことにもふれて『あのくらいのピッチングはできると思っていたよ』と話していました。純矢投手も、きのうの試合後と同じように笑顔で楽しそうに動いていました。フェンス越しに声をかけたときも『ありがとうございます』と声が弾んでいました」
巨人に3連勝して今季初の6連勝。選手も笑顔、ファンも盛り上がる中、「(試合がない)月曜日をこういう気持ちで迎えられるのは久しぶりです」とうなずき合っていたのが、トラ番キャップ長友孝輔とベテラン編集委員三木建次です。
「コロナ陽性で離脱していた藤浪や伊藤将がもうすぐ戻ってくる。戦力はまだまだ上がっていくから」
ビヤ樽の言葉に私もうなずいていました。2勝1敗ペースでいければ、借金10は10カードで完済できます。交流戦4カード目の6月上旬(3-5日、日本ハム戦)に勝率5割復帰。急勾配の登山道並みのハイペースではあるけれど、好調ないまの阪神に満員のファンがさらに勢いをつけてくれれば、決して夢ではありません。