ロックバンド、TRICERATOPSのボーカル、和田唱(46)が2日、泥酔状態でステージに上がった一部の〝大物ミュージシャン〟に苦言を呈した。
同バンドは4月30日、東北の人気フェス「ARABAKI ROCK FEST.22」(宮城)の2日目にトリとして出演。アンコールではユニコーンの奥田民生(56)や、GRAPEVINEの田中和将(48)らがシークレットゲストとして出演していた。
和田は自身のツイッターを更新し、まず、「昨日は最高だった。最高だったよ。でも一言言わせてくれ。ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ?それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題ありだと思う。ちなみにカズマサは根底に愛があるから俺的には全然オッケーよ」と問題を提起。続けて「ステージっていうのは神聖な場所だよ。誠実に向き合ってくれた亮太、朝子ちゃん、香さんには感謝しかない。プロだよね。周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ。みんなが言わないんだから俺が言う。以前は尊敬してたけどね。カズマサもバックステージで同じこと言ってたよ、本人に(笑)」とつづった。
さらに、ツイッターユーザーから照れ隠しだったのではとの指摘があると、「照れ隠し??そんなのが通用するかね、いい大人がもうさ、この変わり映えしないロック界のピラミッド社会、いい加減壊して行かないかい?俺達から下の世代のミュージシャン諸君。」と反論。音楽業界の構造そのものにも疑問を呈し、「まぁ言われると思ってたが、誰が酔って良くて誰が悪いとか、そんな差別はしてない。ステージ前に酒を飲むなとも言ってない。ただ飲んでも演奏はちゃんとして、リハーサルで決めた段取りはちゃんと守って欲しい。格なんて関係ない。それをいい加減にされたら傷付くよやっぱり。適当に思ってんだなって。」とした。
また、本人をステージに呼んだのは自身の判断だったのでは、との返信には「アンコール部分に関してはイベンターさんサイドの提案です。シークレットっていうのも。盛り上がるでしょうしね。 まぁともあれ、俺は本編の余韻に浸りますし、あんな特別なステージを用意してくれたイベンターさんに心から感謝してる気持ちは変わりません。」と投稿した。
和田は1997年に同バンドでメジャーデビューし、今年はデビュー25周年を迎えた。父はイラストレーターの故和田誠氏、母は料理愛好家の平野レミで、妻は女優の上野樹里。