山梨県警は2日、道志村の山中で発見された人骨の頭の一部からは、個人を特定できるDNA型を検出できなかったと明らかにした。令和元年に行方不明になった小倉美咲さん(9)=千葉県成田市=との関連は不明のままで、今後さらに鑑定を進める。山中の捜索は2日も続いた。
人骨の一部は子供のものとみられ、今年4月下旬、キャンプ場から東に約600メートルの沢沿いで見つかった。その後、美咲さんが行方不明になった当時履いていたものと特徴が一致する左右の靴と、靴下の片方が相次いで発見されていた。
左右の運動靴と靴下は、地表に出た状態で発見されたことが、2日までに捜査関係者への取材で判明。上に枯れ葉が乗っていたものの、土に埋まった状態ではなかった。骨の発見場所から約200~300メートル上流にあり、県警は上流から流されてきた可能性があるとみている。