東京六大学野球春季リーグ第4週第2日(東大6-6早大、2回戦、1日、神宮)早大は一回に2点を先行したが、東大が二回に3点を奪って逆転、さらに三、四回にも追加点でリードした。しかし、早大は徐々に追い上げ、九回裏2死二塁から、9番・印出太一捕手(2年、中京大中京)が中前にはじき返し、2試合連続の引き分けに持ち込んだ。
印出は「1本出せば引き分けに持っていけると思っていた。2球目に空振りして、試合前の『過度に緊張するな』という小宮山監督の言葉を思い出して立て直した。打ったのは低めのカットボール」と息をついた。
一方、勝利目前にドローにされた東大・松岡泰希捕手(4年、東京都市大付)は「逆転して浮かれることもなかったし、あと一人…。難しいですね、しんどいですね」と声を絞り出した。