昨季1軍出場ゼロから巻き返しを図る日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)が開幕1カ月で苦境に立たされている。
昨秋は就任直後の新庄剛志監督(50)に命じられ減量に成功。1月の新型コロナ感染で1軍キャンプ合流は2月下旬まで遅れたものの、チャンスを与えられるだけでなく、練習試合で対戦した中日・立浪和義監督(52)から直接指導など〝厚待遇〟を受け続けた。
オープン戦終盤まで打撃フォーム改造を試し、BIGBOSSにも「ニュー清宮で行こう!」と励まされたが、29日まででスタメン11試合のうち10試合を「4番・一塁」で起用されるも打率・174、2本塁打、5打点と寂しすぎる数字が並ぶ。
実戦勘を維持するため28日には鎌ケ谷でのイースタン・リーグに今季初出場し、親子ゲームを敢行。しかし4打数無安打に終わり、東京ドームでのオリックス戦に駆けつけるも8回に代打で空振り三振に倒れた。林ヘッドコーチと相談して決めたという指揮官は「期待しているから(2軍戦に)送り出している」と1本立ちを願う。29日のロッテ戦は中止となり、ZOZOマリンの室内練習場で、万波とともに1時間の特打で新庄監督から直接指導を受けた。