現場海域には速い海流 捜索範囲拡大で長期化の恐れも 知床観光船事故

産経ニュース

観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が遭難した北海道・知床半島沖の現場は、速い海流が流れ込んでいることで知られている。半島反対側の海域で発見された犠牲者は海流に流されたとみられ、時間の経過とともに捜索が必要な範囲は広がっている。

海上保安庁によると、現場海域に流れ込んでいるのは「宗谷暖流」と呼ばれる海流で、知床半島沖に沿って北東に進んでいる。速さは季節によって変わり、春は時速約2・7キロ。人が泳いでも流されてしまう時速4キロを超える時期もある。

これまでに発見されたのは14人で、いずれもカズ・ワンが救助要請を出した「カシュニの滝」付近から離れた位置で見つかっている。このうち24日に見つかった10人はカシュニの滝北東約14キロ、同日夜に発見された女児は知床岬から東に約14キロの海域で発見された。27日にはロシア警備艦が国後島西方海域で救命胴衣を着けた漂流者を確認。28日にも男性3人が羅臼(らうす)町側の海域で見つかった。

北海道大の三寺(みつでら)史夫教授(海洋物理学)は「海流の速さから流されていると推測される場所と、実際に発見された場所はほぼ一致しており、安否不明者は海流に巻き込まれている可能性が高い」と分析する。

宗谷暖流は知床岬を通過すると南北に分岐し、北側はオホーツク海と国後水道の2方向にさらに分かれる。三寺氏は「時間がたつにつれて捜索しなければならない範囲は広大になり、長期化の恐れもある」との認識を示している。

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