電気設備設計の仕事内容や資格を徹底解説 転職先の情報も紹介

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はじめに

電気設備設計の仕事を知っていますか。私たちの日常に欠かすことのできない「電気」を問題なく利用できるように設計する仕事です。

ただ、具体的にどんな仕事をしているのかイメージできない人も多いかと思います。ここでは、電気設備設計の仕事内容や資格、仕事をする上で必要なスキルや転職先などを詳しく解説します。これから目指したい人も転職を考えている人も、ぜひ参考にしてください。

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

電気設備設計の仕事内容とは

電気設備設計の仕事は電気設備が問題なく機能するように設計することです。対象とする電気設備は、スイッチやコンセント、セキュリティ設備や発電機など範囲が広く、電気に関する専門的な知識は必須です。

また、手法や技術の進化スピードが速く、常に技術を磨いていかないと取り残されていく仕事といえるでしょう。

設計事務所が作成した設計図をベースに、照明やコンセント、配線などのレイアウトを考え電気設計図に落とし込んでいきます。作成する際には、法律を守った上で安全性や利便性利便性なども考慮して、クライアントの要望に沿った電気設計を行わなければいけません。

電気設備設計に必要な資格

仕事の幅が広く大変そうなイメージがある電気設備設計の仕事ですが、「これがなければ仕事ができない」というような必須の資格はありません。ただ、取得していると仕事の理解が深まり、対応できる仕事の幅が広がる資格はあります。持っていると有利な資格を下記の表にまとめました。

・電気工事施工管理技士

現場サイドの資格。現場を通して良い設計ができる材料になる。(試験合格率:40%~60%)

・建築士

建築の知識を電気設計に活かすことができる。一級建築士は国家資格でもあり、重宝される。(試験合格率:15.2%)

・電気工事士

一般電気工作物に関わることができる(試験合格率:60%前後)

電気設備設計者になるためのスキルとは

電気設備設計の仕事をするにあたり、電気の知識、CADスキル、コミュニケーション能力が必要です。ここでは、この3つのスキルがなぜ必要なのか解説していきます。それでは、順にみていきましょう。

電気の知識

電気工事をスムーズに進めるためには、電気の動く仕組みや原理を理解する必要があります。配線のみならず、電力負荷を想定し適切な容量の電気設備を準備することも仕事の1つです。このような作業は、電気の知識がないと難しいでしょう。電気工事士などの資格保有は、専門知識があることの証明にもなります。

CADのスキル

CADとは、コンピューターを利用して設計図面を作成するソフトウェアです。

電気設備設計者を目指すのであれば、CADソフトウェアを使用できるようにしましょう。以前は、手描きで設計図を書いていましたが、現在はCADを使用するのが主流です。

独学者向けの参考書も多く発売されており、手軽に学べるようになりました。講座も多く開催されているので、自分に合った形でスキルを身に付けましょう。

コミュニケーション能力

建物の建築には、発注者を始め、設計士や住設機器メーカーなど多くの人が関わっています。電気設備設計の仕事は、1人で進めることはできません。作成した電気設計図の意図を現場の人やクライアントに理解してもらうために説明する場面も多くあります。そのため、どんな人とも円滑にコミュニケーション取れるスキルは、電気設備設計の仕事をする上で重要です。

電気設備設計の大変さと魅力

電気設備設計の仕事にはどんな苦労や魅力があるのでしょうか。この仕事を目指す人は知っておきたいですよね。ここでは、電気設備設計の大変なポイントと魅力的なポイントをまとめました。ぜひ、参考にしてください。

大変なポイント

多くの知識を必要とするため覚えることが多く、常に勉強し続けなければなりません。電気の知識だけ身に付けたとしても、建物内の電気設備のすべてを把握して設計することはできません。図面を読めることはもちろんのこと、安全面や法律など多くのことを考慮し、設計をおこなう必要があります。仕事の幅が広いため、対応が必要なことも多く、他の職種より高いスキルレベルを必要とします。

また、電気設備の分野でもIoTへの対応など技術が進歩するスピードが早く、少しでも学ぶことを怠ると、今もっている技術が通用しない可能性もあります。探求心を持ち常に勉強し続けなければならない点が大変なポイントです。

魅力的なポイント

魅力的なポイントは2つあります。1つ目は、社会貢献度が高く、達成感を感じやすいところです。私たちの暮らしに電気設備は欠かすことができず、建物内の電気を設計することは社会貢献に繋がります。また、チームでの作業が多く、問題を乗り越えて電気設備が機能したときの達成感は計り知れないでしょう。

2つ目は、技術が評価につながりやすい点です。技術を身に付けることで、担当を任されることも増えます。仕事の幅が広く覚えることも多いですが、資格や技術を身に付けることで正当な評価を受けやすい仕事です。技術・実力を評価され、やっている仕事が社会貢献につながる点が魅力的といえるでしょう。

電気設備設計者の転職先

※画像はイメージです(GettyImages)

建物の電気設備を設計し、建設業界では欠かすことができないのが電気設備設計者です。一体どんな転職先があるのでしょうか。ここでは、電気設備設計者の経験を活かせる転職先を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

設備保全

設備保全とは、工場などで利用されている生産設備の点検や修理を行う仕事です。生産設備を長く利用していると、故障や性能の低下など多くの事象が発生します。その事象に対し、予防、予知、事後の保全を行い安定した生産環境を作ることが目的です。

故障の原因や性能の低下の原因を探る必要があるので、 電気設備設計者として身に付けた電気の知識を十分に活かせるでしょう。また、電気主任技術者や電気工事士など電気の知識があることを証明できる資格があると、有利に転職ができます。

電気工事施工管理

施工管理の仕事において電気工事を専門に取り扱うプロフェッショナルです。電気工事の施工計画から工程管理までを行います。電気設備設計者は設計がメインでしたが、電気工事施工管理士は現場での管理監督がメインになります。

電気工事の現場を統括する責任のあるポジションといえるでしょう。電気設備設計者で培った知識を施工管理のポジションで活かすためには、電気工事施工管理技士の資格が必要になります。働きながら資格を取ることで、仕事の幅がどんどん広がっていきます。

まとめ

電気設備設計の仕事は電気設備が問題なく機能するように設計することです。電気設備設計の仕事は、スイッチやコンセントやセキュリティ設備など幅広く、電気以外の知識も必要とされます。

この仕事に就くにあたり、必須の資格はありませんが、関連の資格の取得することで、仕事の幅が広がり現場でも重宝される存在になります。キャリアアップを目指すのであれば、働きながら資格を増やしていくのがよいでしょう。電気設備設計者は、人々の生活に不可欠な電気を整える仕事なので、社会貢献の意味合いも強く、人の役に立ちたいという人におすすめです。


この仕事で培った知識は設備保全や電気工事施工管理の仕事に活かすことができるので転職も難しくはないでしょう。


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