「パパが見つかりますように」 献花台に祈りの手紙

産経ニュース
遺体安置所の献花台に花束とともに置かれたぬいぐるみ入りの供え物=26日午後1時37分、北海道斜里町B&G海洋センター(坂本隆浩撮影)
遺体安置所の献花台に花束とともに置かれたぬいぐるみ入りの供え物=26日午後1時37分、北海道斜里町B&G海洋センター(坂本隆浩撮影)

早くパパが見つかりますように-。観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」の事故で行方不明者の捜索拠点となっている北海道斜里町で26日、死亡が確認された東京都葛飾区の加藤七菜子ちゃん(3)に宛てた手紙が献花台に手向けられた。一緒に乗船していた両親の行方は分かっておらず、捜索活動の進展を祈る言葉がつづられていた。

手紙はこの日午後、遺体の安置場所となっている斜里町B&G海洋センターの献花台に供えられた。「早くパパが見つかってほしいと思って」と町内の女性が持ってきたもので、透明の袋にぬいぐるみなどと一緒に入れられ、オレンジ色のペンで早期の発見を祈る文言が記されていた。

七菜子ちゃんはこの春、自宅近くの幼稚園の年少組に入園したばかりだった。「明るい子だと聞いている。これから楽しい幼稚園生活が待っていたと思うのに。いたたまれない」。同じ園に子供を通わせる女性(38)はこう語り、涙をにじませた。幼稚園に併設されたこども園に以前から通っていたとみられ、友人も多かったという。

死亡が確認された香川県丸亀市の河口洋介さん(40)は、隣接する坂出(さかいで)市の職員だった。この春まで市役所で同じ職場だった元上司の大林紀彦職員課長は「一つのことを集中してこなすタイプで、口数は少なく、まじめで穏やかな人だった」と振り返り、「信じたくないし、受け止められない」と肩を落とした。

市によると、河口さんは平成20年に入庁。3月まで共働課で勤務し、4月から生活環境課に異動した。後輩の男性職員は「システムの使い方を丁寧に、優しく教えてくれた」と話した。

亡くなった千葉県松戸市の橳島(ぬでしま)優さん(34)と同姓同名の学生が在籍していた筑波大では、指導担当だった松島亘志(たかし)教授(55)は同一人物と確定していないとしながらも、「大変ショックを受けた」と沈痛な面持ちで話した。

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