仏大統領選 ルペン票4割超 前回より差縮める

産経ニュース
24日、パリでブリジット夫人(左)と手を取り合うマクロン大統領(ゲッティ=共同)
24日、パリでブリジット夫人(左)と手を取り合うマクロン大統領(ゲッティ=共同)

【パリ=三井美奈】フランス大統領選の決選投票は24日、即日開票され、現職のエマニュエル・マクロン大統領(44)が極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン候補(53)を破り、再選を決めた。内務省の集計によると、マクロン氏の得票率は59%で、ルペン氏は41%だった。

マクロン、ルペン両氏が決選投票で対決したのは、2017年の前回大統領選に続いて2度目。前回はマクロン氏が66%を得票して勝利し、ルペン氏は34%だった。今回、得票差は縮小した。極右候補の決選投票進出は3度目となった。

マクロン氏は24日、パリのエッフェル塔前広場で、支持者を前に「私に信頼を託してくれて感謝する」と勝利宣言した。ルペン氏が支持を広げたことを踏まえ、「有権者が示した怒りに応えねばならない」と述べた。フランス大統領選で現職の再選は保守系のシラク大統領以来20年ぶり。

一方、ルペン氏は「6月の下院選に向けて戦いを始める。今回、歴史的な結果を収めた」と訴えた。

大統領選はウクライナ戦争のさなかに行われ、ロシアのプーチン大統領にあからさまに好意を示すルペン氏が事前の支持率でマクロン氏に5ポイント差まで迫った。欧州では「ルペン大統領誕生」への危機感が広がり、異例なことに、ドイツやスペインの首脳が選挙戦中、「マクロン支持」を表明したほどだった。

ルペン氏は、米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)の軍事機構からの脱退を公約し、ロシアとの関係改善を外交方針に掲げた。「自国第一」で欧州連合(EU)に対抗意識を示し、ガソリンや食品価格が高騰する中、生活支援を訴えて「反マクロン」票の受け皿となった。

マクロン氏は選挙戦終盤、極右政権阻止を訴え、第1回投票で敗退した左右両派や中道候補の支持層を取り込んだ。24日の投票率は72%で、前回を約3ポイント下回った。大統領任期は5年。

マクロン氏は国立行政学院卒。投資銀行勤務を経て、14年、社会党のオランド政権の経済相に就任した。新党を結成し、17年に大統領に初当選した。

マクロン氏が勝利宣言、仏大統領再選へ 極右ルペン氏下す

仏大統領選 極右政権の猛追、対露政策に影

マクロン氏再選で安堵の声 課題は物価高対策に

露「仏国民は欧米に不満」 ルペン氏は一定の成功

マクロン仏大統領が再選、日本企業は政策継続に期待

極右阻止へ冷や汗 マクロン氏不安要因は国民の不満

  1. 値上げしてもよいと思うもの 3位「おむつ」、2位「ビール」、圧倒的1位は?

  2. 竹内結子さんの急死、精神科医らの見解は 「精神的な行き詰まり」「衝動的な可能性も」

  3. 「ちむどんどん」賢三の名を聞いた三郎の反応が…意味深描写に「因縁ありそう」「賢秀を賢三が引き取った?」の声

  4. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  5. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」