書評

『緑の天幕』リュドミラ・ウリツカヤ著、前田和泉訳

産経ニュース
『緑の天幕』リュドミラ・ウリツカヤ著、前田和泉訳(新潮社・4180円)
『緑の天幕』リュドミラ・ウリツカヤ著、前田和泉訳(新潮社・4180円)

ノーベル文学賞の有力候補とも目されるロシアの女性作家による700ページを超す大河小説だ。

舞台は混乱に見舞われた20世紀後半のソ連、ロシア。音楽やカメラに魅せられたごく普通の幼なじみの少年3人と、同世代の女性3人が抱える葛藤、そして愛と成長の道のりがつづられる。独裁者スターリンの死、ソ連の崩壊…。激動の時代、ある者は反体制運動に乗り出し、抑圧を受ける。強権国家を生きる個人の心を支えるものとして、随所に実在の詩人や作家の名が出てくるのが興味深い。同時代を生きた著者の記憶と、文学への深い愛が胸を打つ第一級の群像劇。(新潮社・4180円)

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