ウクライナ軍の善戦で、戦闘が2カ月にもおよび、週刊誌も四苦八苦しているのがありあり。
3月13日、キーウに潜入したカメラマン「不肖・宮嶋」が『週刊文春』(4月28日号)のグラビアでこんな皮肉を飛ばしている。
〈ロシア軍侵攻前からウクライナに一歩も足を踏み入れなかったTBS、朝日新聞、NHKの正規部隊までやってきた。彼らが来たということは、ウクライナ国防大臣の安全宣言以上に安全になった証拠だろう。もはや不肖・宮嶋の居場所は、ここにはあるまい〉
ただし、これはあくまでキーウの現状。
マリウポリなど東部は悲惨な状況が続いている。
『ニューズウィーク日本版』(4・26)のリポート「シリアの虐殺者にプーチンは望みを託す」で、元米国防次官補代理が、軍事作戦の司令官に任命されたドボルニコフ氏についてこう語っている。
〈「民間人を標的にすることを、容認するだけでなく実際に促進するという点で、彼は一貫している。(プーチンは)魂を売っても構わないという将軍を探す必要はない。この男は既に魂を売り渡している」〉
同誌、今週の表紙は「習近平のウクライナ」(本文のタイトルは「習近平がかみしめるウクライナ侵攻の教訓」)。
中国側および台湾側の分析、現状を取材した好リポートだが、中国(習近平氏)が得た教訓のひとつは、
〈「最初の攻撃で相当な規模の武力を行使すべきだということ」〉
今後の戦況についても触れ、
〈今後も消耗戦が続くだろう。焦ったロシア軍はますます無差別爆撃に走り、民間人の死傷者は増え続け、ウクライナの国土は荒廃を極める〉
誰かプーチン大統領を退陣させてくれないか。
『文春』『週刊新潮』(4月28日号)がトップでNY州司法試験にまたも不合格だった小室圭さんを取り上げているが、ま、どうでもいい。
『新潮』のタイトルがすごい。
「再び不合格で『ヒモ化』鮮明『小室圭さん』詐欺的結婚へのため息」
(月刊『Hanada』編集長)