御朱印巡り

池の上に建つ珍しい能舞台 山梨県北杜市 身曾岐神社

産経ニュース
池の上に建つ身曾岐神社の能舞台=山梨県北杜市(平尾孝撮影)
池の上に建つ身曾岐神社の能舞台=山梨県北杜市(平尾孝撮影)

山梨県北部に位置する北杜市の自然豊かな高原に鎮座する「身曾岐(みそぎ)神社」は、天照大神、天徳地徳祚身曾岐自在神(てんのとくちのとくのひつぐみそぎかむながらのかみ)を祭っている。初詣の人出の数は県内トップで、地元に親しまれ根付くと同時に、池に建てられた珍しい能舞台(能楽殿)を持つことで知られる。ここでは人気フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁さんが、フジテレビアナウンサーだった高島彩さんと結婚式をあげたり、ファンクラブ向けのライブを定期的に開催するなど、ゆずファンゆかりの、聖地の一つになっている。

身曾岐神社は、御祭神・井上正鐵(まさかね)翁が伝えた古神道の奥義「みそぎ」の行法や徳を広く分ける神社だ。「みそぎ」とは「きれい」になることを指し、「身曾岐」は当て字で音だけを使っている。

宮司の日下部成浩さん(69)は、「みそぎといえば滝行などをイメージすることが多いが、ここでは、目に見えない心や運命を『きれい』にして、1日1日を楽しく、明るく生き生きと過ごすことを重んじている。参拝で感じてほしい」と話す。

天照大神を祭る神明造りの身曾岐神社本殿=山梨県北杜市(平尾孝撮影)
天照大神を祭る神明造りの身曾岐神社本殿=山梨県北杜市(平尾孝撮影)

もともと、東京・東上野にあった「井上神社」を昭和61年に現在の八ケ岳南麓に移し、同時に神社名も改めた。天照大神を祭る本殿は3つ並んでいる社の真ん中にあり、伊勢神宮の正殿と同じ神明造りだという。

池に建てられた能舞台は、池の上に鳳凰(ほうおう)が降り立ち翼を広げたようなたたずまいだ。毎年8月3日に行われる「八ヶ岳薪能(たきぎのう)」は、漆黒の闇に燃えるかがり火の炎が、演者と舞台を照らし、見る人を幽玄の世界へと誘う夏の風物詩だ。地元の愛好家だけでなく全国的に有名な神事となっている。さらに、年間数十組がこの舞台で神前結婚式をあげるほか、テレビCMやドラマのロケ地としても有名だ。

拝殿が描かれたオリジナルの御朱印帳(左)と御朱印=山梨県北杜市(平尾孝撮影)

御朱印は、中央に「身曾岐神社」と記され、能舞台の印が押されている。社務所で参拝する人から御朱印帳を預かり、宮司らが書き入れる。「参拝者が多いときには1日100枚ということもあり、けんしょう炎に悩まされる」と日下部さんは笑うが、「お参りに来られた方に、神様の加護があるよう祈りながら、一つ一つ丁寧に書き入れている」と話す。(平尾孝)

身曾岐神社】 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3401。電話0551・36・3000。JR中央本線小淵沢駅からタクシーで5分。中央自動車道小淵沢インターチェンジからは車で5分。御朱印の初穂料は500円。

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