退任する見通しの石倉洋子デジタル監(73)の後任に、同庁で最高デザイン責任者(チーフ・デザイン・オフィサー=CDO)を務める浅沼尚氏が就任する方向で調整していることが23日、政府関係者への取材でわかった。
浅沼氏は、東芝で工業デザイナーを務めた後、三菱UFJフィナンシャル・グループ子会社でデジタルサービスのデザイナーに就き、昨年9月のデジタル庁発足にともなってCDOに就任した。
退任見通しの石倉氏は今年に入ってから体調不良などのためほとんど登庁していないとされており、後任の人選が進められてきた。
後任に就く見通しの浅沼氏は40代と若く、民間企業でのデジタル関連事業の経験が豊富なことなどが重視されたとみられる。