安田祐香が3位浮上 ミレニアム世代の活躍刺激 「チャンスを生かせるように」/フジサンケイL

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3位に浮上した安田祐香=静岡県・伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コース(撮影・戸加里真司)
3位に浮上した安田祐香=静岡県・伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コース(撮影・戸加里真司)

フジサンケイレディスクラシック第2日(23日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6447ヤード、パー71)2000年度生まれの「ミレニアム世代」の一角、安田祐香(21)=NEC=が66で回って通算8アンダーとし、初日の6位から3位へ上昇。首位との差を5打から2打に詰めた。アマチュア時代から注目を浴びてきた逸材。プロ転向後初の最終日最終組からツアー初Vを目指す。高橋彩華(さやか、23)=東芝=が69で回り、通算10アンダーで単独首位をキープ。41位までの50人が決勝ラウンドに進んだ。

栄光への道筋が、ようやく見えた。安田が6バーディー、1ボギーの66をマーク。アマチュア時代に2度ありながら、プロとしては初めての最終日最終組に名を連ねた。

5番でティーショットを放つ安田祐香=川奈ホテルGC(撮影・中島信生)
5番でティーショットを放つ安田祐香=川奈ホテルGC(撮影・中島信生)

「久しぶりにいい位置で回ることができる。このチャンスを生かせるように、悔いなくラウンドしたい」

好調なショットに加えて、グリーン上で輝きを放った。3番(パー4)で5メートル、4番(パー5)で10メートルを決めてバーディー。5番(パー4)は前日に続きボギーとしたが「(距離が470ヤードで)長いので仕方がない」。割り切って、続く6番(パー3)で12メートルをねじ込んで取り返した。昨年大会でもプロ転向後最高の8位に入った川奈を、今年も攻略。「難しいコースだから集中できている」と胸を張った。

「2000年度生まれのミレニアム世代のエース」。アマチュア時代、その言葉は確かに安田のものだった。19年には「オーガスタ女子アマ」に日本勢でただ一人出場して3位。日本女子で初めて男子のメジャー大会「マスターズ」の舞台、オーガスタナショナルGCを試合でプレーした。

だがプロ転向後は、同世代に先を走られている。古江彩佳はツアー6勝、西村優菜は同4勝。前週の「KKT杯バンテリンレディス」では西村、吉田優利、小倉彩愛の同世代3人がプレーオフに進出。「自分も頑張ろうと思わせてくれる。負けないように」と、いつも刺激にしてきた。

この大会では、川奈に会場を移した05年以降の16大会(20年は中止)で8人が初優勝をつかんだ。3年ぶりの最終日最終組にも、安田は「緊張はないと思う」と言い切った。エースが輝く舞台が、名門・川奈で整った。(阿部慎)

▼安田 祐香(やすだ・ゆうか) 2000(平成12)年12月24日生まれ、21歳。神戸市出身。大手前大4年。8歳からゴルフを始める。兵庫・滝川二高2年時の17年「日本女子アマ」優勝。17年7月のレギュラーツアー初出場からアマチュア最多タイの10試合連続予選通過を果たす。19年11月のプロテストで一発合格。家族は両親と姉。163センチ、53キロ。