マンガ探偵局がゆく

追悼・藤子不二雄(A) さん 戦後間もない神田の路上で売られていた? 編集長の子息が著者の回想録『「漫画少年」物語』

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探偵長には、依頼の件につながりそうな記事を読んだ記憶があった。記憶を頼りに見つけたのは、雑誌『東京人』に2001年6月号から8回にわたって連載された「『漫画少年』物語」という回想録だ。著者は『漫画少年』編集長だった加藤謙一の子息・丈夫氏である。

連載はその後、『漫画少年物語 編集者・加藤謙一伝』(都市出版)として単行本化されている=写真。新刊での入手は難しいが、古書店などを探せば比較的容易に手に入るはずだ。

その中に、大量に売れ残って返品された創刊号を、丈夫氏の弟の発案で、兄弟3人が家の前の路上で売ったというエピソードがあった。「当時のわが家、すなわち学童社は神田淡路町、靖国通りに面した現在のみずほ銀行の場所にあった」と、江戸っ子さんのおじいさんの記憶と合致する記述もある。

創刊号は1947年12月20日に、48年の新年号として発売されている。48年の正月なら、年齢的にも合う。

少年時代のおじいさんは、日本の戦後マンガ史に残る貴重な瞬間に立ち会っていたのだ。このことはぜひ伝えてほしい。

■中野晴行(なかの・はるゆき) 1954年生まれ。フリーライター。和歌山大卒業後、銀行勤務を経て編集プロダクションを設立。1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞を受賞。著書多数。

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