下半身の張りで2軍調整中のヤクルト・中村悠平捕手(31)が22日のイースタン・リーグ、DeNA戦(戸田)で実戦復帰することが21日、分かった。1打席程度立つ予定で、1軍復帰への一歩を踏み出す。
昨季、日本シリーズのMVPに輝き、今季背番号を「2」から「27」に変更した中村は3月上旬に離脱。この日は埼玉・戸田球場でキャッチボール、フリー打撃、送球練習などを入念に行った。
今後は状態を見ながら出場機会を増やしていくとみられ、衣川バッテリーコーチは「しっかりコンディション整えて、状態を上げてもらうのが優先ですし、推薦があったときに監督と話して決めたい」と説明。1軍では松本直、古賀、内山壮の3捕手が奮闘しており、相乗効果も期待できる。
22日には新外国人右腕のコールが中継ぎ強化で1軍に合流予定。2軍戦では6試合のうち3試合に救援で登板し、計3回⅓を3安打無失点と好成績を残している。奥川や清水、サンタナらを故障で欠く中、戦力拡充が期待できる。