福井県小浜市は21日、同市宇久海岸で漂着しているのが見つかった体長約3メートルのダイオウイカが同日までに死んだと明らかにした。同県坂井市の越前松島水族館に運ばれており、大型連休中の一般向け展示を検討している。
水族館によると、ダイオウイカは餌を捕らえるための触腕が切れているものの、他の部位の状態は良く、生殖機能などの研究への活用が期待できるという。
水族館の担当者は「強いアンモニア臭を感じてもらえるよう、むき出しの状態の展示も考えたい」と話した。
地元漁師が20日午前、海岸に漂着しているのを見つけた。水族館によると雄で、発見時には衰弱していた。
ダイオウイカ漂着