サーバーエンジニアという仕事に将来性はある? 求められる基本的な知識3選

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サーバーエンジニアとは

サーバーとは、インターネットを使うにあたって必要な箱のようなものです。この箱にソフトウェア等をインストールすることによりシステムを稼働させることができます。サーバーを設計・構築・運用保守をするのがサーバーエンジニアです。

サーバーエンジニアの年収と将来性は?

サーバーエンジニアの年収を世代別に分けて見ていくと以下の通りです。

【年代と年収】


・20代

300万~400万


・30代

400万~500万


・40代

550万~600万

サーバーエンジニアの仕事は多岐に渡るため、複数人で業務をおこないます。概ね人材不足である業界ですが、サーバーを必要としない「クラウド」が進んできているため、必ずしも将来が安定している仕事ではないかもしれません。サーバーエンジニアで上を目指すのであれば、専門性を高めて管理職ポジションを目指すことをおすすめします。

具体的な仕事内容

※画像はイメージです(Getty Images)

サーバーエンジニアの仕事内容は、企業が利用しているサーバーをユーザーが使用できるように設計・構築し、Webサーバー・メールサーバーの運用・保守をするのが、主な業務です。

設計

サーバーを設計する際には、サーバーの使用用途に合わせて「機能面」「性能面」などを考慮して、何台のサーバーが必要になるのかなどの基本設計をおこないます。基本設計が完了したら、詳細設計をおこないます。詳細設計でおこなうのは、OS・ミドルウェア・パラメータなどの検討です。他にも24時間365日稼働させるために障害発生の事も考慮して設計します。

構築

サーバーを構築する際には、設計図を基にミドルウェアのインストール、サーバーのOSをインストール、パラメータなどの設定をモジュール単位でおこなっていきます。サーバーエンジニアが対応する構築範囲は幅広いものです。OSだけでもUnix系/Windows系/Linux系などの構築があります。また、設計図に記載のパラメータ値が実設定とずれがないように調整する作業も発生します。

運用

サーバーは24時間365日稼働しています。この稼働時には、障害が発生した際に即時対応できるようにサーバーを監視する必要があります。実際の監視作業は、サーバーエンジニアがおこなう場合は少なく、サーバー監視を得意とする会社に委託しておこなう場合が多いです。運用段階で重要なことは、障害発生時に即時対応ができ復旧できるのか、ということです。金融を扱っているサーバーでは一つの障害で何十万人にも影響が出ることは容易にあります。

保守

サーバー保守では、主に障害発生時の対応と物理的に故障した際の交換保守があります。障害発生時は、運用の時にも記載したようにサーバー監視会社からアラートを受け取り、それに対して対応します。障害対応後は障害対応報告書を作成して企業に提出です。交換保守では、経年劣化による部品の交換や災害などによる故障に対応します。設計や構築が障害対応まで考慮されていれば、そこまで時間がかからず復旧させられます。

サーバーエンジニアに求められる基本的な知識3選

サーバーエンジニアは、設計から保守まで対応する必要があります。そのため、幅広い知識とスキルが必要です。今回は、サーバーエンジニアが現場で求められる知識としてOS、ミドルウェア、セキュリティの観点から紹介します。

1.OSに関する知識

サーバーエンジニアが設計するサーバーには、必ずOSをインストールします。しかし、使用するOSの種類は多く直観的に最適なOSを判断できません。特にLinux系のOSは、業務用サーバーで利用がされているためLinuxの利用には一定の知識が必要です。Linuxの技術は、Linux技術者認定の認定取得などで学べるので、認定の取得を目指すのが近道になるかもしれません。

3.ミドルウェアに関する知識

ミドルウェアは、オープンソースソフトウェアや商用ミドルウェアを問わず幅広い知見が必要です。Webサーバーであれば、Apache HTTPサーバーやNginxなどです。2022年4月現在では、ミドルウェアの仕様でVMwareやHyper-Vなどの仮想サーバーの使用もあるので、広い視野で設計や構築が必要です。

2.セキュリティに関する知識

外部に公開するサーバー、社内で利用する業務用のサーバーでもネットワークに接続されている以上、セキュリティの観点を無視できません。セキュリティの観点は、サーバーだけではなくネットワーク側でも考慮する必要があります。ネットワーク側のセキュリティは、ネットワークエンジニアに任せられるのですが、サーバー側のセキュリティはサーバーエンジニアの業務です。特にサーバー側では物理的(USBなど)にデータを持っていかれないような対策が必要と言えます。

サーバーエンジニアの適性がある人の特徴

※画像はイメージです(Getty Images)

サーバーエンジニアに向いている人は、知的好奇心が高い人や新しい機器や技術を試してみたい好奇心を持つ積極性がある人ですが、具体的には以下のような人が向いているといえるでしょう。

▼トラブルに前向きに取り組める

トラブルとして、一番多いのが構築時の設定ミスです。一部の設定ミスでは、運用時に問題がないことが多いため、実際に運用をしてユーザーから質問や連絡が来ることで発覚します。この時に、前向きに障害を排除して対応できる人材がサーバーエンジニアに向いていると言えるでしょう。

このようなトラブルはいつでも起こりえるので、嫌々対応するのではなくどのように対応したら少ない時間で対応できるのだろうかと考えられる性格の人がストレスなく業務を続けられます。

▼集中して正確な作業を行える

障害が発生した際は、まずは原因を調査します。それまでの経験などからすぐに解決できる障害もありますが、基本的にはそれなりに時間をかけて調査をする必要があるでしょう。調査方法も、サーバーだけの原因なのかネットワークの問題なのかといった複数の可能性を考慮に入れます。そのため、正確に物事を判断でき、状況を俯瞰して見られなければなりません。

▼メンバーと適切なコミュニケーションがとれる

サーバーの障害は、小さい障害から大きい障害まで幅広くあります。小さい障害であれば、数分から1時間程度で解決できます。しかし、大きい障害(サーバーがダウン)では、一人で解決できなくなります。そのため、他のエンジニアと密にコミュニケーションを取って解決できるかが障害復旧の鍵です。このような中で、一人だけで作業をせず、他のエンジニアとコミュニケーションが取れるスキルが必要です。

まとめ

サーバーエンジニアは、サーバーの設計、構築、運用、保守を担当するため幅広い知識とスキルが必要です。規模が大きいプロジェクトを担当することも多いため、正常にサーバーを稼働させることができた際の達成感は、大きなやりがいです。サーバーは、業界や業種を問わず使用されているため、サーバーエンジニアは、幅広い分野で活躍できるといえます。キャリアアップや年収を上げる面でも有利な職種だといえます。

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