アスベスト被害の救済延長へ 自公部会が改正法案了承

産経ニュース
取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長=21日午後、国会内(矢島康弘撮影)
取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長=21日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党の厚生労働部会などの合同会議は21日、アスベスト(石綿)による中皮腫などで死亡した労働者の遺族らを対象とした「特別遺族給付金」などの請求期限を10年延長する石綿健康被害救済法の改正案を了承した。公明党の部会も同日、法案を了承した。野党も賛同する見通しで、期限延長を盛り込んだ改正法案を今国会に提出し成立を目指す。

現行の法律では請求期限は今年3月27日で切れており、支援団体などから延長を求める声が上がっていた。平成18年の同法施行後、20年と23年にも議員立法で請求期限が延長されている。

石綿を吸い込んだことが原因の中皮腫や肺がんは発症まで数十年の潜伏期間があり、労働者の死亡後、遺族が石綿との因果関係に気付くまでに長い時間がかかるケースが多い。そのため労災の時効(5年)を過ぎても遺族が請求できる給付金制度が設けられた。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 1年間に売れた韓国車は1台!?日本車シェアほぼ100% 知られざる親日国パキスタンの素顔

  2. 【侍日記】20歳の高橋宏斗、先輩たちの匂いに驚き/WBC

  3. NHK朝ドラ「舞いあがれ!」3月29日OA第124話あらすじ 緊急事態宣言発令でうめづ休業、舞(福原遥)や刈谷(高杉真宙)も対応を迫られ…

  4. 【侍日記】ヌートバー、斎藤佑樹氏と再会し熱い抱擁

  5. 侍ジャパン帰国会見 村上宗隆「大谷さんがユニホームが汚れながらマウンドに行く姿、夢のよう」

今、あなたにオススメ

twitterプレゼントキャンペーン

twitterプレゼントキャンペーン