前回覇者の稲見、ポジティブ思考で今季初Vへ フジサンケイレディス

産経ニュース
練習に臨む稲見萌寧=20日、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コース(撮影・佐藤徳昭)
練習に臨む稲見萌寧=20日、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コース(撮影・佐藤徳昭)

女子ゴルフの第40回フジサンケイレディスクラシック(フジテレビ、産経新聞など主催)は22日、静岡県伊東市の川奈ホテルGC富士コース(6447ヤード、パー71)で開幕。昨季賞金女王で前回覇者の稲見萌寧(もね)は今季初優勝と大会連覇を狙う。

悩める22歳が吹っ切れた様子を見せた。「今週は昨年みたいな気持ちでいこうかな。今は『予選通るかな…』ってネガティブになっちゃっているので」。2020年と統合された昨季9勝を挙げ、初の賞金女王に輝いた稲見は今季まだ優勝がない。練習の虫で、自分に厳しい完璧主義者だが、前回覇者として臨んだ記者会見では穏やかな口調に終始した。

持ち前のショットの正確性に加え、飛距離を追い求めた今季、ドライバーのヘッドとグリップをつなぐシャフトを変えたものの、左に曲げるミスが相次いだ。前週に今季2度目の予選落ちを経験したことで、慣れ親しんだシャフトに戻すことを決断。「気持ち的には楽」と言い切る。

もう一つの懸念であるパットの不調はまだ解消されていないが、「心が清らかになる」という川奈の美しい景色を眺め、気分は和らいだようだ。ホールインワン賞500万円の懸かる17番ホールの話を振られると、「ホールインワンで何がうれしいって、副賞がもらえるより、パターを打たなくていいこと」と返し、会場を笑いに包んだ。

東京五輪でも世界の強豪と渡り合って銀メダルを獲得した実力者。復調のきっかけさえつかめれば、自身初となる同一大会2連覇の可能性は十分にある。「めちゃくちゃ調子が悪い感覚ではなく、何かかみ合っていない。強い気持ちをもう一回持って挑んでみようかな」。ポジティブ思考で川奈を攻める。(奥村信哉)

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