岐阜県羽島市は20日までに、市内の医療機関で日本脳炎ワクチンの接種に訪れた男児(5)に、12歳以上向けの新型コロナウイルスワクチンを誤って接種したと発表した。医師は間違いに気付き、続けて日本脳炎ワクチンも接種した。厚生労働省は新型コロナワクチンと他のワクチンを同時に接種することは認めていない。
男児は接種した腕に痛みはあるが、大きな体調の異変はないという。
市によると、男児は保護者と18日夕方に来院。看護師は日本脳炎ワクチンの予診票を確認して医師に手渡したが、医師が新型コロナワクチン接種に訪れたと思い込んで誤接種した。
医師はその場で間違いを説明せず、男児らは帰宅。その後、医師が市に連絡し、男児と保護者が18日中に来院した際に説明、謝罪した。