ロッテ・佐々木朗希投手(20)は18日、八回まで完全投球を見せた日本ハム戦(ZOZOマリン)から一夜明け、ロッテ浦和球場でストレッチなどを行った。新たな伝説をつくった右腕に日米が騒然。パドレスのダルビッシュ有投手(35)らメジャーの日本勢が賛辞を並べ、地上波での緊急生中継は阪神-巨人(甲子園)の人気カードを上回る視聴率を記録した。次回登板は24日のオリックス戦(京セラ)。伝説の舞台は大阪に移る。
心地良く張った体を丁寧にほぐした。完全投球のまま八回で降板した日本ハム戦から一夜明け、佐々木朗は次回登板に向けて早速、動き出した。
「また、いい投球ができるように準備していきたい」
この日の取材対応はなかったが前日の試合後、そう決意を示した。コンディションに問題がなければ、次回登板は24日のオリックス戦。10日にZOZOマリンで達成した完全試合の相手と、舞台を京セラドーム大阪に移しての再戦となる。
私生活では栄養士のもとで食生活を管理徹底。疲労回復を最優先に睡眠時間を確保するなど節制しており、中6日が続く登板間隔も問題なし。自己最速の164キロを更新する〝Xデー〟も遠くなさそうだ。
剛腕が投げたとき、歴史が動く。連続奪三振こそ日本投手最長に並ぶ25イニングで途切れたが、打者52人連続アウトは継続中。2014年にペティット(ジャイアンツ)が記録した46の米大リーグ記録を上回り、ファンからはギネス世界記録認定へ期待の声が上がる。